商品について
13chモノリス・コンストラクション・パワーアンプ搭載AVアンプ
13chモノリス・コンストラクション・パワーアンプ搭載AVアンプ
■13chアンプが創造する圧倒的イマーシブサウンド
・DHCT搭載 13chモノリスコンストラクション・パワーアンプ
・最大出力260W、定格出力150W+150W
・Dolby Atmos(7.1.6 / 9.1.4)、DTS:X(7.1.4 / 9.1.2)、Auro-3D※(13.1ch)に対応※ファームウェア・アップデートにより
対応予定
■4K Ultra HD / HDCP 2.2 / HDRに対応
? 8入力/3出力すべてのHDMI端子がHDCP 2.2に対応
? 4K Ultra HDパススルー対応(60p / 4:4:4 / HDCP 2.2 / BT.2020 / HDR10 / Dolby Vision / HLG / eARC※)※ファームウェア・アップデートにより
対応予定
■HEOSテクノロジー搭載
? さまざまな音楽ストリーミングサービスとインターネットラジオに対応(Amazon Music / AWA / Spotify / SoundCloud / TuneIn)
? 5.6 MHz DSD & 192 kHz / 24 bit ハイレゾ音源対応(ミュージックサーバー& USBメモリー)
? Bluetooth、AirPlayでスマートフォンの音楽も
アナログ入力でSACDの「アコースティック・ウェザー・リポート」を聴いた。
本機での再生を一言で表現すれば、原寸大のリアリズム。ベースは帯域十分で、ローエンドの音にならない領域までカバーして空気の波動に変えており、迫力十分だ。中低域が安定した活力に富んだサウンドで、ピアノソロの打鍵が明瞭そのもの。濁りのないブリリアントな響きがある。雑味がない鮮度の高い楽音、エネルギー感に満ちている。これがデノンの音だ。ノイズの抑制が行き届いているからこの生々しい再現が生まれる。
何よりトリオの定位の鮮明さに感銘を受ける。左右対称のアンプレイアウトと余裕のある電源供給、セパレーションがこのぶれのない安定した音場表現をもたらす。高解像度のレンズをマニュアルで追い込んだような、痛快なくらいビジュアル的な明瞭さにも富む音楽再生だ。
超弩級モデルの実現が難しくなったこの時代で、これまでのデノンの歴史を飾ってきた「A1」たちに肩を並べる性能と音質を備えた新しいフラグシップを、しかも現実的な価格で実現したことの意義は大きい。本機は、まさに「新時代のフラグシップ像」を示した記念すべきモデルといえる。
文:大橋伸太郎
※AV/オーディオ/ガジェット情報サイト「PHILE WEB」所収記事を短くまとめたものです。