商品について
「デザイン」と「音」
「機能性」が融合した ノイズキャンセリングイヤホン
◆アクティブノイズキャンセル機能
イヤホンに内蔵したマイクが外部からの騒音を測定し、プロセッシングユニットが騒音と逆位相の音波を生成することで騒音を相殺します。
雑音の多い環境でも、音量を上げずに細部まで変わらぬクオリティーの音楽を楽しんでいただけるよう、サウンドとノイズ、サイレンスの完璧なバランスを実現するチューニング方法を採用しています。
◆軽量で頑丈 ハウジングはステンレススチール製。頑丈で傷がつきにくい上、驚くほど軽量です。
◆快適な着け心地
装着した際の着け心地やフィット感を追求するために、人間の耳の形やカーブの研究を重ねデザインされました。さらに様々なサイズに適用する、柔軟性に優れたイヤーチップを付属。あらゆる形やサイズの耳に完璧にフィットし、音響性能を最適化します。
B&O PLAY初となるノイズキャンセリング機能搭載イヤホン。もちろんこれが「H3 ANC」の第一の特徴である。NC方式としては多くの他社製品と同様である。ただし、そこはB&O PLAY。装置として、決して大げさになることなく、極めてさりげなくそのメリットを与えてくれる。コネクター部から6cmほどの場所に取り付けられた円形(厚みは約1cm)のバッテリー内蔵コントローラー(プロセッシングユニット)はこのブランドのロゴプレートだと見紛うほどだ。
では、NCの効果を確かめるべく、頻繁に利用している都営大江戸線の車内で試聴してみた。同線は車両がコンパクトに作られており、しかも僕が利用する区間は特に地下深くを通り、カーブも多く、騒音が酷い…。隣に座る人とまともに会話ができない時もある。そこで敢えて、静かなサウンドを聴いてみた。ソギー・チェリオスの『EELS & PEANUTS』だ。
結論からいうと、外来ノイズをすべて拭い去ることは不可能だった。しかし、ゴーッという中低音のノイズは随分抑えられているのがわかる。だがもし、騒音のすべてがきれいさっぱりにカットされたとしたら、音楽の聴こえ方はさぞ不自然になるだろう。サウンドのエッセンスを残しながら、中低域の不要なざわめきだけを制御する、そんな傾向だ。車内のアナウンスもキャンセルされるが、聴き取れないレベルではない。
たとえば「うつくしいとしること」では、寂しげな声のニュアンスや温かみ、アコースティックギターの弦の張りなどが、騒音の中でも失われない。また、チェロやベース、間奏の口笛などもバランスよく調和している。
周囲の騒音をカットしたいがため音量を上げることを日常的に繰り返せば当然、耳への負担も大きくなるはずだ。それを考えれば、音楽を自然に引き立たせる、このNC効果は大いに価値があると言える。
続いてTOWA TEIの新譜『CUTE』のハイレゾ版(44.1kHz/24bit)を、アステル&ケルンのAK380に転送し、H3 ANCと組み合わせてNCオンの状態で聴いてみた。まず感じたのは、リズムセクションはもちろんのこと、ボーカルやシンセサイザーなどすべての音の立ち上がりが俊敏なこと。耳の奥に音の粒がぐいぐいと迫ってくる。また、ドラムスやベースの輪郭が極めて明瞭で、丁寧に演奏(もしくはプログラミング)されているのを感じることができた。多彩な音色がたっぷりと詰め込まれているのだが、それが塊にならず、かといって散漫になり過ぎずといったウェルバランス。特に「LUV PANDEMIC」では高橋幸宏、細野晴臣、そしてモデルの水原佑果のそれぞれのボーカルが描き分けられて、サウンドの面白さを伝えてくれた。
文:中林直樹
※AV/オーディオ/ガジェット情報サイト「PHILE WEB」所収記事を短くまとめたものです。