商品について
最高性能の一体型サウンドバーです。ベースモジュールとワイヤレスリアスピーカーを必要に応じて追加できます。
■ADAPT iQテクノロジー
■上質なガラスとメタルグリル
■Bluetooth、NFCペアリング
■Wi-Fi搭載
■4K、CEC、ARC対応のHDMI
■Phaseguideテクノロジー
■音量に合わせて音のバランスを最適化
■オプションスピーカー
ボーズから、コンパクトなサウンドバータイプでありながら、独自のオーディオ技術を詰め込み、本格的なサラウンド体験をもたらすという「SoundTouch 300 soundbar」が登場した。
スピーカー部は、LRチャンネル用それぞれに、カスタム仕様の2つのウーファードライバー、1つのツイーター、そして独自の「PhaseGuideアレイ」を一基搭載する。ほか、「QuietPort」技術は、ダクトを利用して低域の増強を図る仕組みに、スリットを設けて音の歪みを低減し、大音量にも対応できるという。
接続はHDMIが利用でき、4Kパススルーに対応。テレビからの音声はARCが利用できる。またNFCに対応したBluetooth接続機能はもちろん、特筆すべきはWi-Fi内蔵によるネットワークオーディオへの対応。
DLNAに対応し、DMRとして機能するほか、ボーズの「SoundTouch」アプリを利用すれば、他のボーズ製対応スピーカーと組み合わせて手軽にマルチルームオーディオ的な使い方ができる。また、アプリはSpotifyと連携が可能など、最新トレンドのキャッチアップも見逃せないポイントだ。
基本音質を探るべく、Spotifyを用いて試聴。ステレオイメージは部屋の両壁までワイドに広がり、中央に1台あるサウンドバーからだけの音とは思えない音場再現に驚かされる。低域は、ソウルフルなリズムも鼓膜にうるさく響かず、空気の振動として体に直接訴えかけるのも、一般的なスピーカーとの違いを感じる。
サラウンドサウンドは、台詞がテレビ画面の高さに持ち上がり、効果音は左右に広がって部屋を満たす。上下方向の距離感や移動感も実に豊かで、前面の壁全体から音が発せられているかのように感じる。単に膨張しただけでなく、広がった空間の中で定位も明瞭なのが素晴らしい。
事前にシステムの説明を受けていなければ、サウンドバーから音が出ているとは気付かないだろう。このサラウンド効果は、もはやマジックのレベルと言っても過言ではない。
あこがれのボーズも、本機なら手頃な価格でデザイン、音質、サラウンド効果、機能性と、全方位でハイクオリティ。もちろん、ボーズ独自のシンプルで高度なサラウンド体験は格別の魅力。サウンドバーとしてだけでなく、本格的なホームオーディオとしてもオススメできる好製品だ。
文:鴻池賢三
※AV/オーディオ/ガジェット情報サイト「PHILE WEB」所収記事を短くまとめたものです。