商品について
ワイヤレスでありながらクリアでパワフルなサウンドを実現するボーズワイヤレスヘッドホンの最上位機種です。
◆耳をやさしく包み込む独自のデザイン
◆コンパクトな付属のキャリングケースに収納して持ち運び可能
◆音楽再生のリモコンや通話品質の高いヘッドセットとしても機能
ボーズのイヤホン・ヘッドホンといえば、常に最高の評価を獲得し続けている“QuietComfortシリーズ”がその代表として挙げられる。そんな同社がBluetoothによるワイヤレスリスニングという新境地に挑んだのが、“SoundLinkシリーズ”だ。この度、同シリーズ第二世代モデルとなるアラウンドイヤー型ヘッドホン「Bose SoundLink around-ear wireless headphones II(以下、SoundLink around-ear II)」が登場した。
まず実物を前にして気付くのが、傑作機「QuietComfort 25(QC25)」のデザインフィロソフィーを受け継ぐ外観。耳の形状に合わせた楕円形のイヤーカップに、手触りが良くゆったりとした低反発素材のイヤークッションとクッション付きのヘッドバンドは、長時間装着するヘッドホンの長所を受け継ぐもので、身につけたまま長時間試聴を続けてもストレスを感じなかった。
ブラックカラーモデルはハウジングの周辺部がブルーのツートーンカラー。イヤーパッド内側のファブリックもブルーにブラックのストライプ柄。そのストライプの抜きでヘッドホンのL・Rの文字が浮かび上がる模様となっている所に、本機の実用性と美しさを兼ね備えたデザイン思想が表れている。
SoundLink around-ear IIは、ボーズならではのサウンドを届ける高音質構造として深く豊かな低音を再生する「TriPortテクノロジー」を搭載し、珍しいインテリジェントな機能として音量レベルに応じて自動的に周波数特性を調整する「Volume optimized EQ」も搭載する。
Bluetoothの対応コーデックはSBCのみだが、第二世代モデルの本機からNFCによるワンタッチ接続に対応したことがAndroidスマホユーザーには嬉しいポイント。2台のBluetooth機器を接続するマルチポイントにも対応し、SCMS-T対応なのでワンセグ放送の音声も聞くことができる。
ワイヤレスとしての連続駆動時間は15時間。内蔵電池をmicroUSBケーブルで充電する仕様なので今どき充電方法にも困らないだろう。ちなみに有線ケーブルも付属し、いざという時には有線で音楽を聴くこともできるので安心してほしい。
さて、音質レビューを始めてみよう。今回の音楽リスニングは、ボーズ初のNFC対応モデルということで手持ちの「Xperia Z3 Compact」を持ち出して音質を確かめた。
まずは、スタンダードな楽曲として宇多田ヒカルの「Automatic」を聴いてみると、そこはもうボーズサウンドの世界。豊かにズシリと沈み込む重低音のビート、そしてシンバルの金属音のシャープな立ち上がり、心地良い厚みを持った中域はJ-POPの音作りにマッチする。
ボリューム操作はスマホ側のBluetoothのマスター音量と連動するので、スマホ側からも操作しやすいタイプだ。音楽を流しながら極小ボリュームまで下げてみると、Volume optimized EQの効果が発揮され、重低音のビート感がしっかりと残る。外出時に人と会話できるようボリュームを抑えた時にも、楽曲の持つ低音の響きを正しく引き出す。バッテリー内蔵アンプで駆動するBluetoothワイヤレスヘッドホンだからこそできる芸当だが、この機能の仕上がりが相当良い。
続いてカーペンターズの「トップ・オブ・ザ・ワールド」を聴くと、ベースの響きの心地良さはやはりボーズ流。シンバルの金属音やコーラスの響きといった音場のスケール感は正しく大きく作る一方、ボーカル帯域は肉厚にピシャリとセンターで鳴らすので、音楽リスニング用として実に安定感のあるサウンドだ。
実際にSoundLink around-ear IIを試用してみた。どこが「推し」かというと、外出先での使いやすさを第一のポイントに挙げたい。遮音性に優れたハウジング、そしてVolume optimized EQによる小音量でも重低音をしっかり鳴らす音チューニング、NFC対応のペアリングの容易さといった要素すべてが屋外リスニングにベストマッチ。通勤・通学のお供に音楽をしっかり聴き込めるヘッドホンを選ぶなら、SoundLink around-ear IIは良いパートナーになってくれる事だろう。
文:折原一也
※AV/オーディオ/ガジェット情報サイト「PHILE WEB」所収記事を短くまとめたものです。