商品について
BOSE史上最高のノイズキャンセリング・ヘッドホン
「QuietComfort25」
抑えられたクランプ圧、超低反発素材のイヤークッションを採用
コンパクトな付属のキャリングケースに収納して持ち運び可能
さらに進化したオーディオパフォーマンス今回は「PonoPlayer」と組み合わせてハイレゾ音源を試聴した。本機の音のインプレッションを最初に総括するならば、かつてのQuietComfortシリーズよりもさらに中高域の明瞭度や解像感が上がり、今どきのハイレゾ音源のリスニングに最適なキャラクターを獲得していると感じた。これまでのQCシリーズが特長としてきた、充実したミッドレンジとソリッドな低音に加えて、高域に自然な透明感と伸びやかさが加わった。明るく鮮やかな音楽性も健在だ。
上原ひろみのアルバム『ALIVE』からタイトル曲の「ALIVE」では、冒頭からパワフルなピアノがガツンと耳の奥まで響いてくる。中高域はクリアで抜けが良く、音色に無駄な派手さはないものの明るく艶やかだ。高域の余韻が空気に溶け込んでいくような繊細なグラデーションの表現も上手い。低域の躍動感にも富んでいて、ドラムスの音は一音ずつ粒立ちが鮮明。微細な音がきれいに分かれていて音像はキリッと整っている。
オリジナル・ラヴの新作『ラヴァーマン』から「ウイスキーが、お好きでしょ」では、濃密なボーカルが耳の奥から体全体に染みこんでくる。休符に声の余韻が爽やかに残り、アーティストの存在を間近に感じさせる。ジャズギターの乾いた旋律を内気なウッドベースのグルーブが優しく自然に包み込み、ドラムスのリズムが演奏の輪郭をシャープに引き締める。近接した空間でアドリブ的に展開される、気取らない自由な演奏の空気感がとてもよく出ている。
オーケストラはヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団『ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」』から、「第4楽章:フィナーレ(アレグロ・コン・フォーコ)」を聴く。冒頭から金管楽器の音色が華やかに響く。クリアで全体の見晴らしがとても良い。ノイズがよく抑えられているので、ピアニッシモの微小な音も自然に耳に飛び込んでくる。マレットに触れたティンパニの皮が振るえる様や、演奏者の手元のわずかな動きまでリアルに目の前に浮かび上がってくるようだ。
文:山本 敦
※AV/オーディオ/ガジェット情報サイト「PHILE WEB」所収記事を短くまとめたものです。