商品について
AKG密閉型ヘッドホン フラッグシップモデル。AKG製品最大口径53mm径ダイナミック・ドライバーを採用
「K812」に搭載したAKGの最新技術と限りなくピュアで自然な音質を継承し、密閉型ハウジングに合わせてサウンドチューニングをしたAKG最上位モデル
ハイレゾリューションの広帯域かつ高密度な音声信号を精確に再現する密閉型オーバーイヤーヘッドホン「K872」
AKG製品で最大の直径53mmドライバーの採用、磁束密度1.5T(テスラ)の強力な磁気回路の駆動により広大なダイナミックレンジを得ながら、微細な信号も精確に再現します。また、銅皮膜アルミニウムを使用した2層構造のボイスコイルを採用することにより、極めて軽量ながら強磁力の磁気回路と相俟って、再生帯域も5Hz~54kHzのワイドレンジを実現。ドライバーは感度が高くインピーダンスも36Ωと低いため、ポータブル機器に接続しても上質な音楽再生を楽めます。
AKG製品最大口径53mm径ダイナミック・ドライバーを採用
リファレンス・オープンエア・モニターヘッドホン「K812」に搭載したAKGの最新技術と限りなくピュアで自然な音質を継承し、密閉型ハウジングに合わせてサウンドチューニングを実施。
AKG製品最大口径53mm径ダイナミック・ドライバーの採用、磁束密度1.5T(テスラ)の強力な磁気回路による駆動により、広大なダイナミックレンジを得ながら、微細な音楽信号も精確に再現します。
銅皮膜アルミニウムを使用した2層構造のボイスコイルを採用
銅皮膜アルミニウムを使用した2層構造のボイスコイルを採用することで、極めて軽量で、強力な磁気回路とあわせ過度特性が大幅に改善し、再生帯域も5Hz~54kHzのワイドレンジを実現しました。
複合材のダイアフラムにより分割振動の抑制と、エアフロー・ドーム構造により歪みを軽減
ダイヤフラムには複合材を使用し、ダンピング性能を格段に向上しながら分割振動を抑制しています。また、ダイヤフラムの中心部には、筒状のパーツを近接させたエアフロー・ドーム構造を設け、ハウジングへ抜ける空気の流れを制御することでスムーズなドライバビリティを実現しました。
イヤパッドに耳の周囲と接する面の形状を保持する3Dスローリテンション技術を採用
オーバーイヤータイプのイヤパッドは、耳の周囲に接する面の形状を保持する3Dスローリテンション技術を採用。頭部側面への圧迫を軽減しながら心地よく密着するため、長時間のモニタリング作業でも疲れにくい仕様となっています。
検査に合格したことを証明するシリアルナンバー入り
出荷時にAKG PROチームによる厳しい品質検査を実施。検査に合格したことを証明するシリアルナンバーが右ハウジングに刻印されています。
ケーブルの着脱部分にはLEMOコネクタを採用
ヘッドホンケーブルは、3mのストレートケーブルを付属。また、「K812」と同様に丈夫で外れにくいLEMOコネクタをケーブルの着脱部分に採用。さらに入力変換プラグ(φ3.5mm → φ6.3mm)を同梱しているので、さまざまなソース機器で使用できます。
ケーブルの外し方に関するご注意
付属のケーブルはロック式です。
回したり、無理に外そうとすると、本体やケーブルの破損の原因となります。
AKGのフラグシップとして君臨するオープンエア型ヘッドホンの「K812」(2014年)は、深みのある低音や広大な音場表現など、音楽を立体的に再現するパフォーマンスが高く評価され、プロフェッショナルだけでなく音楽ファンからの支持も根強い。
そのK812の基本設計を継承しながら密閉型のハウジングを採用して新たに登場したのが「K872」である。外見はほぼ変わらないが、そのサウンドはそれぞれ意外なほど別の方向にチューニングされている。
どちらもモニター用途を視野にいれているため、バランスが良く空間表現に優れるがK872は楽器との距離が一気に聴き手に近付き、ステージに近い座席に移動したような距離の近さを実感する。低音と中高音のバランスもK812の安定指向から中高域の張り出しが強いバランスにシフト。スピードの乗った低音で実在感を高める方向の音になっている。
K872で《ジャズ・アット・ザ・ポーンショップ》のライヴ録音を聴くと、ベースは重さよりも速さが際立ち、演奏全体のテンポが一段階速くなったような印象を受ける。スティーリー・ダンの《バビロンシスターズ》はパーカッションの切れが鋭く、アタックの速さでリズムパート全体が一歩前に出てくる。K872はワイドレンジでスケール感豊かな再生音を持ちつつ、より一層モニターライクな方向に振った製品と言えそうだ。
文:山之内 正
※AV/オーディオ/ガジェット情報サイト「PHILE WEB」所収記事を短くまとめたものです。