商品について
JBLが培ってきたスピーカーテクノロジーの数々を
アコースティックなデザインにパッケージした「AUTHENTICSシリーズ」
300Wの出力を備えた本格派オーディオシステム。本格3ウェイスピーカーシステムを採用し、300Wのハイパワーでドライブ。さらに、本体底面にはバスレフポートを装備し、低音をより豊かに表現。明瞭でパワフルなJBLサウンドを体感できます。
多彩な入力形態を備えたアクティブスピーカー。Bluetooth、AirPlay、DLNA、光デジタル、アナログ入力など、多彩な入力ができ、AUTHENTICS L16はレコードプレイヤーとの接続も可能です。
独自の音楽補正技術(クラリファイ)を搭載。さまざまなシーンで、高音質なJBLサウンドをお楽しみいただけます。常に最先端のテクノロジーを追求するガジェットユーザーから、本物志向のアナログオーディオ世代まで、幅広いニーズに応えるスピーカーに仕上がりました。
アコースティックなデザインは、インテリアとしても存在感抜群。ぬくもりを感じるウォールナットとを使用し、落ち着きのあるデザインに仕上げています。AC電源などのジャックを本体底面に配置することで、接続部が目立たないデザインです。インテリアとしても存在感があるデザインです。
最初にBluetooth接続時の音質を確かめる。音楽の再生は標準の「ミュージック」アプリなどからも再生できるが、JBLオリジナルの「JBL Music」アプリを使用すれば、音質の調整なども行える。
まずは初期設定のままDaft Punk『Random Access Memories』を鳴らしてみると、肉厚に重低音が沈んでヌケ良く鳴らす、JBLらしいアメリカンなサウンドを徹底している事がわかる。低音は重低音の力強さがあるだけでなく、ベースもしっかりと刻み、聴いていて気持ち良くなるキレがある。
宇多田ヒカルの『First Love』ではボーカルを厚みたっぷりに鳴らす。圧縮音源による再生では若干ディテールが甘くなりがちな所もあるが、JBLのアプリ側からコントロールできる「Clari-Fi」を有効にすることで、高域まで含めた音の伸びを補完できるので有効活用したい。
AirPlay/DLNAによる再生も、内蔵アンプやスピーカーの出来が良いこともあって、その再生品位は高い。
音質の基本傾向はBluetoothで再生した際と同じく、その筐体を活かしてボリューム感たっぷりに鳴らす、ヌケのよいハイファイサウンド。ワンボディという事もあって空間を広大に作るのではなく、むしろスピーカーの音源位置を活かしたタイプで、”楽器のように音楽を鳴らす” JBLの持ち味をよく出している。
もう一つ、忘れてはならないのがレコードプレーヤーとの接続だ。背面のフォノ端子からレコードプレーヤーと接続できるのだ。
今回実際に聴いたアナログ盤は、Jack Whiteのアルバム「Lazaretto」。アナログ音源らしい音の質感をAuthentics L16はくっきりと描き出す。激しいベースの響きとボーカルもパンチのあるサウンドとマッチする。何より、最新のオーディオシステムでアナログとの接続性を確保している製品というだけでも貴重な製品と言える。
文:折原一也
※AV/オーディオ/ガジェット情報サイト「PHILE WEB」所収記事を短くまとめたものです。