商品について
ワイヤレスのイメージを塗り替える圧倒的な重低音再生。
ワイヤレスのイメージを塗り替える圧倒的な重低音再生。
■ワイヤレスで圧倒的な重低音
φ53mmディープ・モーションドライバー搭載
■2レイヤード・イヤパッド(PAT.P
硬度が異なる2層のクッション材による独自のイヤパッド構造を採用。
■約40時間の長時間ワイヤレスリスニングを実現
■耳元で音楽・動画、通話の簡単操作
■コンパクトにまとまる折りたたみ機構
■電池が切れても有線接続対応
オーディオテクニカ「ATH-WS660BT」は、充実の低音再生能力を重視しつつ全体のバランスも備えた、良質な重低音ヘッドホン“SOLID BASSシリーズ“のBluetooth(BT)対応版だ。
昨今、完全ワイヤレスイヤホンがトレンドだが、ヘッドホンも実はBT機器として強みがある。ヘッドホンは、完全ワイヤレスイヤホンのように左右を無線伝送にする必要がない。またイヤホンより大柄な分、容量の大きなバッテリーを搭載できる。ゆえに、バッテリー駆動時間を長く確保できるのだ。
イヤーパッドは、装着感の向上を図るレイヤーと、ドライバーと耳の間に安定した音響空間を確保するレイヤーによる二層構造。実際、装着感は良好だ。大口径の割には全体にコンパクトで軽量なこともそこに貢献している。頭を挟みつける側圧も、十分な固定力を確保しつつ強すぎない。折り畳み機構も備え、大きめのバッグであれば、さほど無理なくしまっておけるだろう。
ペトロールズ『表現』でサウンドをチェック。この曲のベースは再生システムによってはボワンと大柄に膨らみすぎになりがち。それはそれで味わいはあるのだが、スタッカートのキレ、そこから生まれる絶妙なグルーブまで味わうには、ヘッドホンの再生傾向にもキレがほしい。
本機はまさにその後者、キレのある低音に該当。ピタッとスタッカートしてほしいところでピタッと決めてくれる。さらに加えて、ボワンとお腹が膨らむのではなく下半身全体ががっしりとしているような、低重心で安定した大柄さも備える。細かなグルーブニュアンスと豊かなスケール感、どちらも楽しめるベースサウンドだ。
空間表現では、ギター周りの空気感が光る。極端なオフマイクではないが、マイク収録らしい距離感、その間や周囲の空気の響きを豊かに感じさる。空間全体の空気がクリアで、細かな響きまで感じやすいからだろう。
シリーズ名からしてまずは、低音の表現を重視する方の目に留まりやすいことだろう。実際それに応えてくれるサウンドだ。しかし同時に、その低域の扱い方に無理がなく、空間性にも余裕を持つこのモデルは、別に「低音重視ってわけじゃない」という方をも普通に満足させてくれるだろう。幅広いユーザーに試してみてほしいBluetoothヘッドホンだ。
文:高橋 敦
※AV/オーディオ/ガジェット情報サイト「PHILE WEB」所収記事を短くまとめたものです。