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プリアンプ部・電源部共に大幅な進化を遂げたAB級ベストセラー・プリメインアンプのマークIIモデル
プリアンプ部・電源部共に大幅な進化を遂げたAB級ベストセラー・プリメインアンプのマークIIモデル
■プリアンプ部・電源部共に大幅な進化を遂げたAB級ベストセラー・プリメインアンプのマークIIモデル
■ODNF最新バージョン4.0+88ステップ電子制御アッテネーター新LECUA1000搭載。
ラックスマンのAB級プリメインアンプのロングセラー機「L-507uX」が“マークII”モデルにリファイン。「L-507uXII」として登場した。
本機では最新のLECUA1000を搭載。切り替えは88ステップで、いっそう細かな調整が可能だ。なおフロントパネルのLRバランスも、LECUAで制御する。プリアンプ部はこのLECUA1000を中心に構成されるが、一方でパワーアンプ部の核となるのが同社独自のNFB、ODNだ。
本機では最新のODNF4.0を搭載。従来機のバージョン3.0との違いは、誤差検出回路をこれまでの2パラレルから3パラレルに変えたこと。これにより歪率に関わる性能を、大幅に高めた。
出力の大きさ自体は以前と違いはないが、低インピーダンス化を徹底してドライブ力をさらに向上させている。試聴は、モニターオーディオのフロア型スピーカーシステム「Gold 300」と組み合わせて行った。
ナチュラルでまったくくせのない音調と、スピーカーのユニットをがっしりと把握する駆動力の高さが特に際立つ。音調は磨きに磨かれた印象で、S/Nが高くハイスピードでレスポンスも高低両端まで伸びている。それはこれまでの音をさらに純化し強化したものと言えるが、大きく進化したのはそれをスピーカーに伝えて思い通りの鳴らし方をするドライブ力の強さだ。それが再現力を大幅に進化させたように感じさせるのだ。
ピアノは無理な引っかかりがなく、滑らかに出てくる印象だ。押しつけがましさのない自然さが、以前よりもいっそう推進されたように感じる。きめ細かな表情やタッチの繊細な変化など、S/Nの良さが利いている。ソースの音楽の変化に合わせ、あるがままに信号を送りだしている。
今回のリファインではスピーカーを滑らかに動かすドライブ力がさらに深まっているように思われる。力任せではなく、無理のないスムーズな動きがそのまま音になった印象だ。力の余裕がその支えになっていると言っていいだろう。
文:井上千岳
※AV/オーディオ/ガジェット情報サイト「PHILE WEB」所収記事を短くまとめたものです。