商品について
DENONデジタルプレーヤー集大成となるフラッグシップモデル
◆Advanced S、V.H Mechanism
低重心、高精度設計により正確なデータ読み取りを実現
◆細部までブラッシュアップされたAdvanced AL32プロセッサー搭載
よりオリジナルに忠実な再生を実現
◆フルバランス・ディファレンシャル構成のD/A変換&オーディオ出力回路
最高級グレードのオーディオパーツをふんだんに使用。
◆DSD対応 USB-DAC搭載と併せてPC PURE DIRECT回路搭載
ハイレゾ192kHz24bit、DSD音源を更なる高音質で再生
最初は田部京子(pf)の『ブラームス後期ピアノ小品集』(SACD)。肉付きのいい実在感豊かな描写である。素晴らしいのは、主旋律の<歌>に隠れがちな左手のポリフォニックな旋律で暗い情感を湛え瑞々しく描写される。低域に下がっていっても常に明快さをなくさない。高域打鍵でデジタルフィルターの折り返しノイズが出る場合が多いが、DCD-SX1の場合最小に抑えられている。
次にエマール(pf)の弾くドビュッシーの前奏曲集。グランドピアノの実在感、ダイナミックレンジレンジと響きの豊麗さに息を呑む。ペダルを使っての持続音や響きが減衰していくアナログ的自然さに「Advanced AL32」の威力を発揮しエネルギー感の豊かさが出色だ。<グランドピアノ原寸大再生>へのパスポートといえよう。
アーネムフィルハーモニーのショスタコーヴィチ交響曲第5番第4楽章は、強奏で破綻、歪がない。金管の咆哮も潰れず分解能を失わない。LR間の密度が濃密かつ音像が鮮明で、無音部分は音場の疎でなく無音として実在させることができる。クレシェンドは直線的に高まり、無限のダイナミックレンジという印象。限界を露呈せず床が消えるようだ。楽器定位と高低描写も揺るぎない。楽器に色彩感と質感も備わっている。
文:大橋伸太郎
※AV/オーディオ/ガジェット情報サイト「PHILE WEB」所収記事を短くまとめたものです。