商品について
ポータブルハイレゾプレーヤー「Fiio X5 2nd generation」
1.初代X5 の機能を継承。より洗練されたビルトデザイン2.初代X5が備えていたボタンレイアウトと2基のmicroSDカードスロットのユーティリティ性を継承3.X5 2nd generationは初代に比べ重さが15%、大きさが12%減少し、手のひらの上でより操作しやすいエルゴノミックなデザインへと変貌4.DACにはTI製最高品質IC「PCM1792」を採用し、新規に「OPA1652」「OPA1612」との組み合わせにより、優れたダイナミックパフォーマンスと極限までの低ノイズ、低歪みを実現5.初代X5に比べ67%UPの最大250mAまでの出力電流を供給6. 5.6MHzまでのDSDネイティブ再生とSACD ISOのダイレクト再生に対応7.市販のmicroSDカード(最大128GB)対応のカードスロットを2基搭載音質面においての実際の役割はさておき、印象としては「DAC部分の精密感+アンプ部分の力強さ=全面対応!」みたいな感じだ。シャープさがほしい部分はシャープにしてくれているし、ガシッとした力強さがほしい部分もそうしてくれている。低域から高域まで音の立ち上がりも収まりもスパッとしていて、ここはアンプの力を特に感じさせるところだ。
相対性理論「たまたまニュータウン (2DK session)」ではバスドラムのぐっと引き締まった太さの音像、そこからのスパンとした抜けっぷりがまず光る。ハイハットシンバルのシャインと美しい鈴鳴り感もこのモデルは特に優秀だ。低音と高音での大きなリズムと細かなリズム。そのコントラスト、コンビネーションをより綺麗に気持ちよく見せてくれる。ベースも大きなエネルギーをぎゅっと集中させてほどよい音像に込めたような、コンパクトでいて力強い音にしてくれている。やくしまるえつこさんの歌声もやや細身でよい感じにシャープ。
全面対応型なのでどの曲に特に合うという感じでもないのだが、適当な再生が難しい曲でもさらりとこなすという意味では喜多村英梨さん「掌 -show-」だろうか。現代的なシンフォニックでゴシックなスピードメタルといった感じで、これでもかという音数、情報量が詰め込まれている。しかしじゃあすっきりとした解像感とすっとしたアタック感で描き出せばいいかというと、それだけではメタルとしてのヘヴィさが表現できない。
このX5 2ndは細かな音まで逃さない解像感、低音域でのバスドラ連打やうねるベースまで不明瞭にしない自然なアタック感、ハムバッカーギターとハイゲインアンプから叩き出されるディストーションギターの密な厚み。それらを満遍なく再現してくれる。この総合力はやはり大きな魅力だ。
文:高橋 敦
※AV/オーディオ/ガジェット情報サイト「PHILE WEB」所収記事を短くまとめたものです。