商品について
「SE-MASTER1」の技術も継承したハイレゾ音源対応の密閉型ダイナミックステレオヘッドホン
「SE-MASTER1」の技術も継承したハイレゾ音源対応の密閉型ダイナミックステレオヘッドホン
■振動板にセルロースナノファイバーを採用した自社新規開発φ50mmドライバー搭載
振動板に軽量で高強度の特性を持つセルロースナノファイバーを世界で初めて(※ヘッドホン用振動板として)採用し、エッジにはリニアリティーが高く、不要な共振の少ないエラストマーを採用。振動板とエッジにそれぞれ最適な材料を選定。これによりハイレゾに対応したクリアな音像と広い音場を実現。
5Hz~85kHzの広帯域再生を実現。
ホームオーディオ用スピーカーユニットと同様に、振動板とエッジを分割したフリーエッジ構造を採用
■マグネシウム合金のハウジングとベースを採用し、不要な共振を抑制
ハウジングとベースに剛性の高いマグネシウム合金を採用し、ドライバーの振動による不要な共振を最小限に抑制。クリアで締まりのある低音と音源に忠実な空間描写を実現
■進化したダブルチャンバー構造により低域の再現性を向上し、さらに遮音性も改善
メインチャンバーとサブチャンバーの間にアコースティックポートを設置することにより、低域の再現性を向上すると共に遮音性をさらに改善
■メインチャンバーにディフューザーを形成し、歪を低減
ハウジング内側にディフューザーを設けることで、ドライバー背面からの音を拡散。同時に剛性も高め癖のない自然な響きを実現
■不要共振を抑制するフルバスケット方式と、不要共振の伝搬を遮断するフローティング構造を採用
ドライバーを背面から抱え込みベースに強固に固定する構造を採用することで不要な共振を低減するフルバスケット方式と、ハウジングとハンガーの連結部にゴム部材を挟むことでL側/R側の相互の音の干渉を防止し筐体の不要な共振を低減するフローティング構造を採用(SE-MASTER1でも採用された方式と構造)
■コード着脱式で、付属コードの付け替えによりバランス接続にも対応可能
両出し着脱式コード採用。付属のコードへの付け替えによりバランス接続にも対応可能
■2種類(ベロア/合皮)のイヤーパッドを同梱
ベロア調と合皮の2種類のイヤーパッドを同梱し、お好みに応じてご使用いただけます
パイオニア「SE-MONITOR5」は、同社ヘッドホンにおける密閉型モデルのハイエンドで、フラグシップの開放型モデル「SE-MASTER1」に次ぐ高級モデルだ。
MONITORと冠してはいるが、スタジオモニター専用というわけではないようで、モニター/リスニングの両方で活用できるよう作られていることがデザインとサウンドからうかがえる。
加えて、サウンドとユーザビリティをとことん(そして生真面目なくらい)真面目に追求した、パイオニアらしさ溢れるヘッドホンに仕上がっている。
着脱式のケーブルは、3.5mmプラグによる両出し式とし、汎用性と耐久性をさらに高めた。加えて、2.5mm 4極バランス端子採用ケーブルを含む3種類を同梱。また取り外し可能なイヤーパッドは、ベロア仕上げとレザー仕上げを同梱。音色傾向や肌触りの好みで使い分けられる。
ドライバーユニットは、バーチカルツイン型の上級スピーカー「S-PM50」と同様にセルロースナノファイバー振動板を採用。さらに、フリーエッジ構造やエッジ部にエラストマー素材の採用など、細部まで徹底した音質追求が行われている。
本機の全開の実力を知るべく、同社の据置型ヘッドホンアンプ「U-05」と組み合わせ試聴した。
密閉型とは思えない、自然な広がり感を持つ立体的な表現力に富んだサウンドを聴かせる。定位も揺るぎなく、TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUNDの楽曲などは、スピーカー環境で聴いて記憶していたサウンドフィールドが忠実に再現される。
サウンドキャラクターは、メリハリがはっきりとしていて立ち上がりがとてもシャープなのだが、尖ったイメージはそれほどなく、とても自然で聴きやすい。ピアノの演奏を聴くと、基音が強く倍音は添えるように乗ってくるので、耳障りな印象がない上に音色には深みがある。とはいえ、けっして高音が控えめというわけではなく、金管楽器を聴くとほどよい煌びやかさが伴っている。素性の良い、きめの細かい高音ともいえる。
低音もジェントルなイメージで、量感は確保しつつも程よく締まったフォーカス感があり、中域を邪魔したりうるさく感じることは一切ない。総じて、リスニング向きの聴き心地の良さと、モニターユースも可能な音の正確さを併せ持つ製品だ。
文:野村ケンジ
※AV/オーディオ/ガジェット情報サイト「PHILE WEB」所収記事を短くまとめたものです。