商品について
オーバーイヤーフィットスタイルでMMCXリケーブル対応ハイレゾイヤホン
オーバーイヤーフィットスタイルでMMCXリケーブル対応ハイレゾイヤホン
■ケーブル交換が可能なリケーブルイヤホン
マイク付きの取り外し可能なMMCXタイプの着脱式ツイストケーブル
■こだわり抜いた高音質設計
ハイレゾ再生に対応した大口径9.7 mm ドライバーを、 クリアな低中域再生を実現するAcoustic port搭載。またノズル部分に金属部品をはめ込んだ2層構造で低共振を実現していますパイオニアのイヤホン「SE-CH9T」は、コンピューターによる解析を繰り返し、振動対称性を向上させた新開発のダイナミック型ドライバーを搭載。また、ハウジング内から外に向かう通気経路にチューブを使う「Airflow Control Port」技術などにより音質を追求したモデルだ。
リケーブル端子はMMCXで、プラグ周りの形にも癖がなく、サードパーティ製も含めてリケーブルの互換性は高そう。付属ケーブルの完成度が高いので当面は必要ないかと思うが、バランス駆動での運用も考えるならこのプレーンさは嬉しい。
さらに、装着感や使い勝手も万全だ。本機自体はリスニングモデルだが、装着の安定性の向上、自分の足音や衣擦れがケーブルを伝わって入ってきてしまうタッチノイズの低減のためにイヤモニスタイルの耳に掛ける形を採用している。
どのような技術や工夫を積み重ねても、音が良くなければお話にならない。このモデルの音は……良い!中高域のスッとした見晴らしと低域の深い沈み込みによって、音楽的に心地よいワイドレンジさというものを実感させてくれる。
メーカー側の言う、
「低歪化、低域感度の向上、広帯域化」
「分割振動を抑え、高域側の特性も向上」
「引き締まった低音と分離したクリアな中音」
というのは、まさにその通りだ。
例えばボーカルの透明感や、息遣いのシャープな成分を鋭く出しつつも嫌な刺さり方にしないところなどは、低歪化や分割振動を抑制したことによる効果だろうか。女性ボーカルの繊細な部分を堪能したい方には嬉しいところだ。
ベースやバスドラムの存在感は少し盛り気味かとは思う。現代のリスナーの好みを加味しての意図的なものだろう。といっても過剰な盛りではないし、ボーカルなどに近い中域寄りではなくベースやバスドラムの腰より下の帯域にバランスよく盛られている感じなので、ボーカルなどにかぶさって邪魔になることもない。ベースやバスドラム自体の抜けやキレも確保してある。強引な迫力の重低音型ではなく、低域もさらっと自然に充実しているといったような手応えだ。
全体や音の背景の印象としても透明感やすっきり感、清涼感といった言葉が思い浮かぶ。パイオニアらしい音だ。空間を広く使った音源との相性も良い。現代的な高解像度サウンド系チューニングなので、そういう音がそもそも苦手という方にはおすすめはしないが、そうでないのであればぜひ聴いてみてもらいたい。
文:高橋 敦
※AV/オーディオ/ガジェット情報サイト「PHILE WEB」所収記事を短くまとめたものです。