商品について
楽器の響きや演奏のニュアンスまで高い次元で再現。ハイレゾからレコードまで高品位に再生。
楽器の響きや演奏のニュアンスまで高い次元で再現。ハイレゾからレコードまで高品位に再生。
■ハイエンドクラスの動特性を実現する新開発 「Discrete SpectraModule」 を搭載
長年の動特性の追究により誕生した、500V/μsecを超えるスルーレートとメガヘルツ帯域までフラットなリニアリティを実現したディスクリート構成のアンプモジュール「Discrete SpectraModule」をメインアンプの増幅段に搭載
■MM/MCカートリッジ対応、独立専用基板のフォノイコライザーを採用
■電源強化によって高いスピーカードライブ力を実現するリニアパワー出力アンプを搭載
■高性能768kHz/32bit DAC及びDIDRCフィルター搭載
■1.6mm厚のフラットシャーシーをはじめとするこだわりの筐体構造
■高品位な信号伝達を可能にする端子群
■ボリュームノブ周りの強度を強化し不要な振動を抑えることで、クリアな音質を実現
■独自開発の低音増強技術 Phase Matching Bass Boost を搭載。ヴォーカルが曇らない、豊かな低域とクリアな中高域の両立を実現
■小音量でも豊かなサウンドを実現するオプティマム・ゲイン・ボリューム
■トーン回路をバイパスする事で信号経路を短縮し、よりピュアなサウンドを再生できるダイレクトモード
オンキヨーの「A-9150」は、現代のアンプに求められる性能と機能をフルサイズの筐体に統合したプリメインアンプ。外見はシンプルだが中身は充実しており、デジタル信号を受け入れるDACに加えてMM/MC対応のフォノイコライザーアンプまで内蔵し多様な音源に対応する。「レコードからハイレゾ音源まで」というカタログの一文は誇張がないどころか、多様なソース機器とつながる本機の特徴を端的に伝えている。
スルーレートの速いアンプモジュールをディスクリートで構成した「Discrete SpectraModule」の搭載により、一音一音の立ち上がりを正確に再現する能力を高め、アナログ信号やハイレゾ音源など帯域の広い音楽信号の音色を忠実に再現する性能を追求した。
このアンプモジュールを開発するうえで、楽器メーカーである河合楽器製作所との技術提携が重要な役割を演じている。オーディオ機器として技術提携の成果を投入した第一号機が本機であり、前述のDiscrete SpectraModuleをはじめとする基幹技術にノウハウが活かされている。
まずデジタル入力でジャズのライヴ音源(PCM192Hz/24bit)を聴くと、パーカッションの高域の質感が高く、他の楽器に埋もれずリズムのアクセントを正確に刻んで演奏の推進力を支える。エッジを立てて高域のメリハリを引き出すのではなく、一音一音の立ち上がりを忠実に描写することで、それぞれの楽器本来の音を再現していることがポイントだ。ベースやピアノの低音もアタックが遅れず、打楽器と同時に音が立ち上がるため、あまり音量を上げなくても十分な音圧感が得られるメリットもある。
次にレコードを再生。ジェニファー・ウォーンズのヴォーカルは潤いをたたえた声の質感が耳に心地よく、CDではなかなか聴けない柔らかさに引き込まれる。一方、ギターやパーカッションはアタックがクリアで音色がなまらず、意外なほどのダイレクト感がある。刺激的な高音が飛び出すことはないが、一音一音の粒立ちが良く、フォーカスがぴたりと合った感触が伝わる。
ハイレゾ音源の再生ではトランジェントの良さや音色の忠実な再現力を示した本機は、レコード再生でも音源ごとの特徴的なサウンドをダイレクトに引き出した。音源によってあえてメディアを選んで聴く楽しみを追求する音楽ファンにお薦めしたいアンプである。
文:山之内 正
※AV/オーディオ/ガジェット情報サイト「PHILE WEB」所収記事を短くまとめたものです。