商品について
世界初!Truly Beryllium(トゥルーベリリウム)採用ダイナミックドライバー搭載。finalの新しいフラッグシップイヤホン「A8000」
・「トゥルーベリリウム振動板」採用のダイナミック型ドライバーユニット
A8000には極めて軽量で音速が速い理想の振動板材料とも言われる極薄ベリリウム箔(トゥルーベリリウム)を成形した振動板を採用しました。
ベリリウムの比重は1.85と軽量でかつ伝播速度が12,900m/Sとダイヤモンドに次いで速いという、振動板として理想的な特長を持っています。
トゥルーベリリウム(Truly Beryllium)の採用は、時間応答の改善につながりトランスペアレントな音に大きく貢献します。
音の立ち上がりの鋭さや、消えてゆく音の余韻が明確に感じられ、音と音との間の静けさをも感じられるようになります。ベリリウムの薄箔は加工が難しく、製品として安定させるまでにエンジニアは苦労を重ねましたが、その価値がある素材といえます。
こうした優れた素材によりトランスペアレントな音を実現するためには、ドライバーユニットの他の部品や、設計・製造技術についても、素材と同等の高い品質が求められます。私達はダイナミック型ドライバーユニットを自社で開発・製造してきた経験を生かし、トゥルーベリリウムの良さを引き出すことに成功しました。
※従来ベリリウム振動板とされてきたものは、蒸着という手法で樹脂フィルムにベリリウムをオングストロームの単位で極めて薄く表面にコートするものでした。それは改善手法として有効ですが、フィルムの特性が支配的であり、振動板の材質をトゥルーベリリウムとした際の音や特性とは全く異なります。
・「テトラチャンバー構造」を持つステンレス切削筐体
ダイナミック型ドライバーユニットは振動板の前室や後室の容積や形状が音質に大きな影響を与えます。
特に新開発のトゥルーベリリウムドライバーの動きは非常に繊細で、筐体内部の空間の影響を大きく受けることになります。
筐体内部の設計は、ある精度まではシミュレーターによって計算できますが、その後は狙った音質になるまで実際に試作を繰り返すしかありません。
A8000の筐体内は、ドライバーの動きを最適化するために、ドライバー前室と二重構造となっているドライバー後室、MMCXコネクター部分の別筐体の四つに分かれる「テトラチャンバー構造」となっています。
前室にはドライバーが筐体にダイレクトにマウントされており、不要な振動が抑えられ音の輪郭が明瞭になる設計となっています。
また各々4つのチャンバーにより、量感とタイトさと両立した低域を実現するとともに、音漏れを防ぐ効果も持たせています。
・カスタマイズしたかのような装着感、また長期的な使用のための修理可能な構造
A8000では、Bseriesの開発で確立したIEMの最適解である筐体設計をベースに、より優れた装着感を実現しています。
イヤホンの装着感が優れているか否かは、圧迫感で決まります。
人間工学を謳い有機的な形状を選択するなど、シリコンの反発力で保持する方法は一見正しく見えますが、
常に耳に力がかかることとなり、気付かない内に耳へ負担を掛け、疲労が蓄積します。
有機的で大きな面で耳に接する形状に比べ、接触面積を限定する形状により、圧迫感の無い装着感を目指しました。
そのため、多くの方の耳に適合します。
接する点全てに圧迫感が無ければ、これほどイヤホンの装着は快適なのかと感じて頂ける、
まるでカスタマイズイヤホンであるかのような優れた装着感となっています。
また、本体は特殊工具を用いての分解が可能です。
メーカー修理が容易で、長期間お使いいただくことを考慮した設計となっております。