商品について
パナソニックBDプレーヤー史上
最高グレードの高画質・高音質設計
1)国内初 最新HDR規格「HDR10+」と「Dolby Vision」の両方に対応
2)新画質エンジン搭載により独自の高画質技術が更に進化
3)「Tuned by Technics」による高音質の追求
「こだわり」が、画質、音質を向上にどれほど寄与するかが明確に識れるのが、パナソニックのハイエンドUHDBDプレーヤー、UB9000 Japan Limited、つまり「日本専用モデル」だ。世界でも日本のAVファンは、最高のクオリティコンシャスである。パナソニックの史上最高画質・音質モデルとしてヨーロッパ向けに開発したUB9000を基本に、さらに日本の厳しいユーザーの目に叶うよう、大胆に改良したのが、Japan Limitedなのだ。
もっとも大きな違いが、構造だ。画質、音質の基礎は「制振」だ。ボディやシャーシの振動は回路や部品を揺らし、ミクロレベルでの電子の流れに悪影響を与える。だから、高級機になればなるほど、構造を高剛性にし、重くする。その典型がUB9000だ。ヨーロッパ仕様の本体総重量は7.8kg。ところが日本仕様はなんと12.5kg!持ってみると、スリムなフロントパネルなのに、超重たい。
この重量こそ、こだわりの象徴だ。開発陣が、これを凄いものにしなけければならないとの使命感で頑張ったのは、高級ディスクプレーヤーとしては、約20年ぶりだったからだ。2000年に発売された高級DVDプレーヤーを最後に、パナソニックはハイエンドプレーヤーをつくらなくなった。面白いことにディスクレコーダーは世界と日本では市場構造がまったく違う。海外にはBDレコーダーはない。ところが日本はレコーダー大国だ。だから、性能・クオリティを向上させた日本向けプレーヤーはなかなかつくれず、これまではレコーダーに「身借り」して、その再生機能をもっぱら高度化していた。
しかし、それ以上を望もうとすると、もはや「レコーダー内のプレーヤー」では限界がある。そこで、UB9000は20年ぶりの単体プレーヤーとして、今後はいつつくれるかわからないというほどの覚悟で開発に当たり、総重量5.6kgの4層構造底板、7mm厚のアルミ無垢材フロントパネル、電源・アナログ・デジタル・ドライブの4ブロック独立構成……というハイエンドにふさわしい構造を与えた。常識外れに重い本体質量は、まさにこだわりの象徴だ。
画質で注目は、HDRコンテンツを再生するHDR対応テレビでHDRディスクを再生する「最適化機能」。HDRコンテンツの輝度はバラツキが大きく、また対応テレビも不完全なHDR再生機能のものが多い。そんな現状に対して、UB9000は、コンテンツ輝度とテレビ輝度を最適にマネジメントするスペシャル機能、オートトーンマップを入れた。HDR映像を最良な状態で観るための世界初の試みだ。
それを行う信号処理は、とてもつなく速い速度と複雑な計算が必要だが、今回初めて採用された最新鋭のSOC(総合的に処理する専用LSI)は32bitというとてつももない膨大な情報処理能力を有する。ハイレゾ再生用のDACLSIは旭化成エレクトロニクスの最上位のAK4497……などなど、強みとこだわりを書き出すと切り無い。
実際の画質、音質では、UHDBDプレーヤーはここまでの高みに達したかとの感慨を禁じえない。特に画質が格段に素晴らしい。UHDBDの画質再現については、パナソニックは以前から回路的にすでに最高峰に達していたが、これまでのハイエンドレコーダーUBZ1と比較しても、細部のグラテーション表現には格段の差があった。それこそ、冒頭に述べた高剛性化の賜物だ。振動を極小にし、画質が極大になったのだ。