商品について
高音質へのこだわりと
ユーザビリティーを両立した新しいZXシリーズ
高音質へのこだわりと、ユーザビリティーを両立した新しいZXシリーズ
ソニーがZXシリーズで培った高音質設計に加え、高音質と小型化を両立させるNW-ZX100独自の技術も投入。手の平に自然となじむスリムなフォルム(幅約54.4mm)ながら、ZXの名にふさわしいプレミアムサウンドを実現しています。さらに、「ハイレゾ対応デジタルノイズキャンセリング機能」の搭載やハイレゾ連続再生約45時間のバッテリーライフを実現するなど、ユーザビリティーも大幅に向上しました。
プレミアムサウンドを実現する高音質技術
音の情報量がCDの約6.5倍あるハイレゾ音源に対応。高音域再生におけるノイズ除去性能を高めたフルデジタルアンプ「S-Master HX」を搭載し、繊細な空気感や臨場感あふれる、きめ細やかなサウンドを体感できます。MP3などの圧縮音源やCD音源をハイレゾ相当の高解像度音源にアップスケーリングする「DSEE HX」を搭載。DSDの再生にも対応しています。また、ハイレゾ音源を再生しながら、周囲の騒音を低減できる「ハイレゾ対応デジタルノイズキャンセリング機能」を搭載。シチュエーションを選ばず、いつでもどこでもハイレゾの高音質を楽しめます。
高音質への徹底したこだわり
アルミ切削筺体とメインシャーシを一体化させたモノコック構造が、クリアで力強い低音域再生を安定して実現。基板にはフィルドビア(Filled VIA)構造や「低誘電率基板」を採用し、より引き締まった低音と伸びやかな高音、透明感のあるボーカルに貢献しています。また、ハイエンドオーディオ向けに独自開発した「高純度無鉛高音質はんだ」の改良により、低域・中域・高域の自然なバランスに加え、臨場感がより豊かになりました。「OS-CON」やフィルムコンデンサー、低抵抗ケーブル、厚膜銅箔プリント基板など、これまでのZXシリーズで採用してきた高音質パーツも搭載しています。
充実したハイレゾ再生環境
携帯用の音楽再生専用機器としての性能を重視したNW-ZX100は、バッテリー性能を向上させ、従来比2.8倍の最大約45時間(ハイレゾ音源再生時)、約70時間(MP3音源再生時)の長時間再生を実現しました。
※ヘッドホン・microSDカードは、別売となります。
「NW-ZX100」は、NW-A20とNW-ZX2の中間を担う、NW-ZX1の後継機だ。
筐体はZX1から変更され、完全に新規に作られたアルミ切削のものだ。より高音質化を図るチューニングとして、プリント基板の穴を銅メッキで埋めるFilledVIA構造、高音質無鉛はんだ、導電ビスを採用している。
これらに加えて、ZX2相当の高音質コンデンサ「OS-CON」、ZX2の高音質化に大きく寄与していた44.1kHz用の専用クロック発信器まで採用している。
NW-ZX100は、音質面でもNW-ZX2に迫るのだろうか?と思いながら試聴を始めると、良い意味でNW-ZX2とは音色が異なる。音のニュアンスとしては、NW-ZX2よりむしろNW-ZX1のサウンドに近い。
microSD経由で自前の音源を聴くことができたので、普段リファレンスに使っているハイレゾ楽曲を再生。ヘッドフォンはMDR-1Aで試聴を行った。
まずDaftPunkを聴いてみると、中低域のスピーディーなドライブ感とタイトで質の良い重低音はそのままに、中高域の荒れがちな音がよく抑えられている。
SHANTIのジャズナンバーを聴いても、ボーカルの音の「近さ」が迫るようで、表現力をそのままに増している。カーペンターズでは、音の重なりを丁寧に描き出し、奥行きや立体感が得られ、ボーカルも情報量が豊富だ。
NW-ZX1では、音源の情報をエッジを立てるように引き出していたのに対し、NW-ZX100はそのダイレクトな音質傾向を継承しつつ、荒々しさを抑えて情報量志向に振っているイメージ。NW-ZX1ではやや聴きづらかったアニソンも、ダイナミックな瞬発力はそのままに中高域までクリアに鳴らし、NW-ZX1に比べて音源への対応力を高めている。
それではNW-ZX2とくらべてどうか?というと、やはりZX2とも音の方向性が異なる。NW-ZX2はそのサウンドをHI-FIオーディオらしい、芳醇な余裕ある鳴りへと向けていたが、NW-ZX100にはそうした味付けはない。
むしろNW-ZX1の持つ”エネルギッシュ”かつ”ダイナミック”さを持たせたまま、着実に音を進化させてきた印象だ。ラインナップ上はNW-ZX2がハイエンド、NW-ZX100がミドルレンジとなるが、単純に音質が上下関係にあるわけではないということはお伝えしておきたい。
文:折原一也
※AV/オーディオ/ガジェット情報サイト「PHILE WEB」所収記事を短くまとめたものです。