商品について
世界最先端のワイヤレス・ヘッドフォンZik2.0。新世代Zik2.0はZikハイスペックモデルです。
デザインの改良:P.Starck氏による新デザインで軽量化に成功
100%ワイヤレス:Bluetooth、NFCによるペアリング。
直観的操作:タッチパネルによる音楽と電話の操作、ヘッドディテクションセンサー。
オーディオパフォーマンス:妥協なき音質、ANC&ストリートモード、長時間再生対応。
電話通話:新NC技術による高音質ボイス、音声認識。
新アプリ:音楽パラメーターを設定したり、シェアするプロデューサーモード、アーティストプリセット、5バンドのフルパラメトリックEQ。本機ではNC機能がアナログからフルデジタルにアップデートされ、特に新搭載の「Adaptive Noise Cancelling」技術は、本体に内蔵する8基のマイクのうち、6基をNC用に使い、周辺環境に合わせて効果のレベルが調節できるという画期的な機能になる。
NC効果の調整はBluetoothでヘッドホンとペアリングしたスマホ・タブレットに、専用アプリ「Parrot Zik 2.0」をインストールしてコントロールする。例えば電車や地下鉄など、周囲の騒音レベルが高い場所で音楽を聴く際にはNC効果を高めるなどの設定ができる。
そして、オフィスで仕事をするときなど周りの音にも注意を払いながら音楽を聴きたいときには、同社の特許技術である「ストリートモード」が便利。NC機能を効かせながら周辺の音がヘッドホンでモニターできるという機能だ。その原理はヘッドホンに内蔵されている6つのマイクで周囲の音を拾って、デジタル処理によって音楽信号とバランスを取るというものだ。
Bluetoothの高音質オーディオコーデックはAACをサポート。aptXは非対応になる。本機はスマートフォン「Xperia 2」で音質をチェックした。アプリを使って設定できるEQと音場カスタム設定の機能はオフにしている。
中低域のタイトさと量感のバランスの良さは本機の持ち味だと思う。余韻が自然に広がり、空気感はドライに再現される。高域については余韻成分の広がりが若干淡泊に感じられる面もあるが、ニュートラルなバランスにまとまっている。無闇に特定の帯域を強調する感じがないのは好印象だ。
女性ボーカルはNC効果の効き目が高く、声の微細なニュアンスがキャッチできる。NC効果を高めておけば外出先でも音楽リスニングにどっぷりと集中できる環境がつくれる。NC効果は最大からストリートモードまでリニアに変化して、オフにしても音づくりのバランスに変化がない。基本がフラットな味付けなので、アプリのイコライザー機能を活用して自分の好みの音設定を追い込んで使うのも楽しいと思う。カスタム設定を保存して、特定のアーティストや音楽ジャンルに関連づけられる機能などには、パロットのソフトウェア開発技術の高さを実感させられる。
プレーンな音づくりのヘッドホンに、イコライザーやノイズキャンセリングなど色々な味付けを加えて自分好みにカスタマイズできる楽しさを実感してこそ、満足度が高まってくるヘッドホンだと思う。モバイルを中心に音楽リスニングを楽しむユーザーにはうってつけと言える。イノベーティブなスピリットに溢れるヘッドホンだ。
文:山本 敦
※AV/オーディオ/ガジェット情報サイト「
Phile-web」所収記事を短くまとめたものです。全文は
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