商品について
空気感までも描き尽くす高音質。ソニー最高峰インイヤー
■低から中高音域を再生する12mmダイナミックドライバー
軽量・高剛性が求められるドーム部に、薄膜のマグネシウム合金を採用。エッジはしなやかさを担保しつつ、内部損失の高いアルミニウムコートLCPを採用することで、沈み込む低音域と繊細な中高音域を両立し、微小な音も余すところなく再生します。
■高音域を再生するマグネシウム振動板採用BAドライバーユニット
振動板には実用金属中でもっとも比剛性が高く、かつ高い内部損失を誇るマグネシウム合金を採用しました。また、ボイスコイルに伝送効率の高い銀コート銅線を採用し、端子部には金メッキを施すことで、駆動力を向上。入力信号に対して忠実に動く振動板が、微小な音をしっかりと捉え、再生します。
■100kHzの超高音域再生を実現する5mmダイナミックドライバーユニット
独自開発のアルミニウムコートLCP振動板と外磁型磁気回路を採用し、ドライバーサイズをΦ5mmに小型化したことで音導管同軸配置が可能に。超高音域をクリアな音色でスムーズに再生します。
■今までにない音の分離感を実現するリファインドフェイズ・ストラクチャー
3つのドライバーユニットを1つのインナーハウジングに搭載し、経路内の音の伝わり方を緻密に調整。位相を最適な状態にすることで、楽器本来の音色を再現すると同時に、今までにないような音の分離感を実現します。また、インナーハウジングにマグネシウム合金を採用することで、各ドライバーユニットの不要な振動を徹底的に抑えます。
■自然な音の繋がりを可能にするサウンドスペースコントロール
ドライバーユニットの後方に設けた空間に極細の音響管を接続することで、振動板背面の通気を精密にコントロール。最適なバランスの豊かな中音域と、低音域から高音域にかけての自然な音のつながりが可能になり、広がりのある音場を再現します。
■銀コートOFC線を採用
OFC(Oxygen Free Copper:無酸素銅)の表面に銀メッキを施した、二重構造の導体を採用。信号伝送ロスを最小限に抑え音の劣化を少なくし、なめらかな高音域の再生を実現します。
■非磁性体金メッキプラグ採用
非磁性体のメッキを施したプラグを採用(ヘッドホン側、機器側)。通常の磁性体メッキのプラグに比べ、電流の流れを阻害しにくいため、よりクリアな音質を実現します。
■高音質ネットワーク回路・高音質はんだ
使用するコンデンサには音質に優れるフィルムコンデンサーを採用。振動や電気的な干渉を限界まで抑えることで、繊細で伸びのある高音を実現します。また、ソニー専用の高音質はんだを採用し、音声信号の伝送ロスを最小限に抑えます。
■ケーブルにツイストペア構造採用
電流が流れることによって外部に発生する磁束を、往路と復路の導体を互いに撚りあわせることでキャンセルし、伝送ロスを低減。同時に外部からケーブルを貫通する磁束によって発生する電流ノイズの影響も低減することで解像度の高い高音質を実現しました。
「音の常識を超えた、新しい次元の音をつくりたい。イメージをまったく、根底から変える製品をつくりたい」との開発者の思いでつくられた、ソニーのハイエンド・シグネチャー・シリーズ初のイヤホン。圧倒的な音だ。
私のウルトラアートレコードの「情家みえ・エトレーヌ」から『チーク・トウ・チーク』を聴き、本イヤホンの格段の音が、分かった。ヴォーカルにはボディ感が備わり、質感がしなやかで、音の表面が、微少に凹凸し、艶やかなリアリティが付与されている。情感豊かで、言葉のニュアンスをとても大切にしている歌い方が明瞭に伝わってくる。周波数帯域的も格段に広い。高域、さらに超高域まで音がクリヤーに抜け、倍音成分の情報が多い。
「イヤホンの音はこんなもの」というこれまでの常識を一変させる、ここまでの再現性があるのかとまさに刮目の音だ。